ピアノは子どもの習い事としても、大人の趣味としても人気があります。子どもの頃に少しだけ習っていて、いつか再開してみたい、と漠然と考えている人もいると思います。そう思っていてもピアノに限らず、日々の忙しさから、なかなかやりたいことが行動に移せないことって、多いのではないでしょうか?
筆者の友人にも、ピアノをいつか再開したいと思っている人がいます。昔から「いつか弾いてみたい」と思っている憧れの曲がいくつかあるそうで、今回思い切って、そのうちの1曲にチャレンジしてもらうことにしました。ただし、子育て、仕事、家事という忙しい生活の中での挑戦なので、多くの時間はとれません。1日5分です。それでも「継続は力なり」という言葉を信じて、練習した内容を記録しながら、応援することにしました。クラシックの曲を弾くのは、小学校以来、数十年ぶりだそうです。
題して「1日5分!ピアノチャレンジプロジェクト」です。
もくじ
ピアノを1日5分、続けてみる
今回、この記事を企画することに至った経緯について簡単に説明します。
ピアノは脳トレ
「ピアノを弾くことだけで脳トレになる」ということが最近、脳科学の研究からも明らかになっています。そのため、仕事をリタイヤしたシニア世代にも、とても人気の高い習い事のようです。
健康な人でも、20代後半から認知機能は落ち始めると言われています。ピアノを弾くというのは、自然と多くのことを同時に行っているので、ピアノをやることで、すべての脳の機能を高めていけるということにもなります。脳の構造すら変えてしまう効果があり、子どもの教育だけでなく、大人の脳にも同じことが言えるのです。せっかく家にピアノがある人は(電子ピアノでも充分!)、この効果を体験しないともったいない、という想いがありました。
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5分の積み重ね
大人になると、仕事、家事、家庭…と、どうしても自分のことだけに時間をかけるわけにはいきません。そのため、やりたいことがあってもついつい後回しになってしまいがちに。時間ができたらやりたいと思ってもそんな日ってなかなかやって来ないと思うのです。だから1日5分だけ。忙しい人でも5分なら、無理ではないと思います。
1日のうち5分というと、気がつかないうちに過ぎてしまうものです。しかし毎日続けることで、どのくらいのことができるのか…知りたくないですか?大人でも、1日わずか5分で、成長できることを証明できたら…ピアノ以外のことでも、なんだか可能性が広がりそうな気がします。また、普段やっていない分野でこそ、伸びしろが大きいと予想し、この企画に取りくんでもらうことになりました。
ピアノ練習日記
早速、練習を始めてもらいましょう。
チャレンジャーの紹介




ミユミユさん
小学校6年間ピアノを習う。当時、ピアノに触れた時間はレッスン時間の週1回15分のみで、自宅での練習は全くしなかったとのこと。楽譜を見るのが大嫌いで、見ると目がチカチカするほど、拒否反応を起こしてしまう。それもあり、これまで憧れの曲に挑戦することからずっと遠ざかっていたそう。最後に弾いたクラシックの曲はランゲの「花の歌」。現在は2人の小学生のママ。家庭や仕事で忙しい日々の中、ピアノ再開を決心する。
今回せっかくの挑戦。1曲仕上げることで、楽譜嫌いも乗り越えてもらいたいと思っています。
練習の報告内容
①練習の内容
②練習時間
③出来るようになったこと、分からなかったこと、感想など。
練習スタート
これからミユミユさんの練習の様子について、毎日記録していきます。曲:ショパン作曲 エチュードOp.10-12「革命」 2021/8/24チャレンジスタート
8/24 1〜8小節、譜読み。指番号決める。計40分。
8/25 譜読み、10分。
8/26 1〜9小節、左手パートを楽譜見て、ドレミで歌う。5分。
8/27 7・8小節、譜読み。10分。ノーミスでできる。動画でも成果報告済。
8/28 7・8小節をピアノで5分
8/29 1〜8小節を左手だけ。譜面でみて、ドレミで言う練習、5分。
8/30 0分
8/31 1〜7小節、右手を譜読み。
9/1 両手で1から4節、譜読み。
9/2 両手で1〜5小節
ゆっくり練習。5分。ノーミスで弾くことができた。速く弾くと間違える。
9/3 両手で1〜5小節をゆっくり練習5分。昨日より、ミスなくできるようになった。
9/4 両手で5小節目のみ、ノーミスで速く。5分。指使いに慣れてきた。
9/5 両手で1〜5小節、数えながらゆっくり弾く。5分。数えながら弾くとミスが減る。
9/6 両手で6〜8小節をゆっくり、5分。ノーミスで弾けた。