ピアノの音色はとても美しく、自由自在に弾いている人を見ると、つい見たり、聴いたりしてしまいませんか?
未経験者からすると、なぜ左右で違う動きができるのか不思議だと言う声もよく聞きます。
少し練習すれば、左右で違う動きくらいならできるようになります。難しいのはむしろその先かもしれません。
しかし簡単ではないからこそ、弾ける人へは憧れも抱きますし、弾けた時の喜びはひとしおです。
この記事では、ピアノが楽しい理由と魅力について、説明します。
もくじ
ピアノの音を出すのは簡単!
ピアノは、鍵盤を押すだけで音が出ます。机に向かって座るの同じようにイスに座り、腕だけ、鍵盤の上に乗せればいいわけです。その姿勢はある意味、普段日常生活の中でやっている姿勢とそんなに変わりはありません。もちろん、正しいフォームはあるので基礎練習は必要ではありますが、鍵盤を下げると音は出るのです。しかも、ちゃんと「ドレミ・・・」という音程のある音が出ます。
これは他の楽器では当たり前のことではありません。
バイオリンなどの弦楽器は、日常的に行う姿勢とはかけ離れています。楽器をあごに挟み、弓にある程度重みをかけ、一定方向に動かし、弦を擦って音を出します。この動きだけでも、正しい姿勢で弾くには時間がかかりますし、指導者のアドバイスがないと、ちんぷんかんぷんです。正しい音程を出せるようになるまでには、さらに訓練が必要です。
管楽器も、まず音を出すまでに時間がかかります。リコーダーのようにすぐに音が出るわけではありません。音が出るまでに、コツを掴まないといけないようです。
その点、ピアノは鍵盤を押せば音が出るのですから、音出しに手間がかからないのは嬉しいですね。
ピアノはソロでも、歌や楽器とも楽しめる
声楽や他の楽器の場合は、ほぼピアノの伴奏があって1曲の曲として完成です。もちろん、声楽のアカペラ、楽器で言えば無伴奏の楽曲を選べば、伴奏者は不要ですが。
ピアノは1人でも、曲として完成します。それは他の楽器にはあまりない、ピアノならではの魅力だと思います。
保育士、学校教諭など資格試験に有利
進路が決まってからピアノの練習をしようと思っても、そんなにすぐに身につかないのがピアノの大変なところです。
子どもの頃から習い事としてやっておくと、将来ピアニストにならずとも、保育士や小学校教諭などの資格試験に有利です。人生の選択肢が広がります。
ピアノが弾けると子どもたちの人気者に
そんなにスラスラと弾けなくても、ちびっ子の好きそうな曲、童謡やアニメの曲など弾くことで、子どもたちと通じあえます。
メロディーと和音くらいの簡単なアレンジでさえも、子どもは喜びます。
筆者自身も、ピアノは、超人見知りの甥っ子や姪っ子と仲良くなれた、唯一の手段でした。
どうやら小さい子の中には、ピアノの音が好きな子が多いようなんです。
これまでに、フルートやバイオリンには関心のない赤ちゃんでもピアノを弾くととても興味を示すことを、何度か経験しました。ピアノはメロディー以外にも和声があるので、小さな子ですら、すぐに音楽が捉えやすいのかもしれないですね。
ピアノは幸福感と脳トレ効果!
ピアノは左右違う動きをしますし、メロディー、和声、バス、副旋律など様々な役割を表現します。そのため、聴いた感じより難しいこともよくあります。
その難しさがある分、できた時の達成感はひとしおです。達成感を得られると「ドーパミン」というホルモンが分泌されるといわれます。効能としては幸福感や集中力がアップするそうです。若返りホルモンとも呼ばれます。
ピアノは左右の手が違う動きする内容を譜面から読みとり、なおかつ音楽表現も考えながら演奏します。つまり、1度に様々な動きを行なっているわけです。それは自然と、脳をフルに活動させることにもつながります。
このことから、ピアノは脳トレ効果が脳科学的も検証されているのです。
美しい音色を奏でながら、幸福感アップや脳の若返り効果も期待できるなんて、すてきなことではありませんか?
他の楽器への移行や音楽理論の理解も早い
ピアノは和声楽器なので、習得していくうちに、ある程度の音楽の知識は自然と身についていきます。音楽理論を勉強するにあたっても、理解が早くなります。
また別の楽器に挑戦したいと思った時に、初めてでも未経験者よりずっとスムーズに楽器のしくみが理解ができますし、習得も早いです。
まとめ:ピアノを弾くのは楽しい。その理由と魅力を説明します。
ここまで、ピアノが楽しい理由と魅力について説明しました。まとめると次のようになります。
・初心者でもすぐに、音を出せる。
・ソロでも、歌や楽器との共演でも楽しめる。
・ピアノ経験者は保育士や小学校教諭の資格試験に有利。人生の選択肢が広がる。
・少しでも弾けると、ちびっこの人気者になれる。
・ピアノを弾くことで幸福感や集中力が増す。また脳トレ効果も期待できる。
・他の楽器への移行も早いし、音楽理論に対しての理解も早い。
ピアノにはこのような特長がありました。それを全て揃えている楽器はなかなかありません。
ピアノは楽しいものです。その魅力をあらためて感じながら、ぜひこれからも音楽を楽しんでほしいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。