「ドレミファソラシド」という言葉、誰もが耳にしたことがあると思います。幼稚園、学校にはピアノが置いてありますし、音楽の時間もありますよね。言葉でなじみのある「ド」ですが、ピアノの鍵盤ではどこにあるのでしょうか。
ここではピアノの鍵盤で、「ド」の位置を学びます。それがすぐに分かるようになれば、「ドレミファソラシ」すべての鍵盤を探すこともできるようになります。




もくじ
鍵盤の「ド」の位置を知ろう
グランドピアノの鍵盤は白鍵(はっけん)と黒鍵(こっけん)の組み合わせで出来ており、全て数えると88鍵あります。これは世界共通で、アップライトピアノも同じです。ピアノに似ている電子ピアノやキーボードは、76鍵や61鍵などのように、少ないものもあります。
「ド」を探そう
鍵盤の「ド」を探してみましょう。幼稚園や小学校で鍵盤ハーモニカを使ったことがある人は、下のような鍵盤を見たことがあると思います。
黒鍵が2つと3つに並んでいますね。「ド」は黒鍵の2つ並びにある左側にあります。まずは「ド」の場所だけ覚えましょう。
なお、「ド」から「シ」まで、黒鍵と白鍵を数えて合計12コあります。それが「1オクターブ」と呼ばれるかたまりとなります。
「ド」の見つけ方、分かりましたか?
たくさんの「ド」を探してみよう

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答え
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この鍵盤を全て数えると88鍵。こんなに沢山の鍵盤があるということは、つまり音の高さが低いものから高いものまで、幅広いということ。これだけ広い音域を持っている楽器はピアノだけなんだよ。
でもこんなに沢山「ド」の音があると、どの「ド」を弾けばいいのか、区別するのに混乱してしまいますよね。だから、まずは自分の体に1番近い場所にある「ド」から慣れていきましょう。
体から1番近い「ド」
ピアノを弾くときは、ピアノのちょうど真ん中にイスを置いて座ります。座った時に自分のおヘソから近い「ド」を探しましょう。実際は、おへソより少し左にあります。◯で囲んだ「ド」がピアノを始めた人たちが最初に習う「基準のド」です。
ちなみに音は、右に行くほど音は高く、左に行くほど低くなります。
基準の「ド」を楽譜で表すと…
「ト音記号(とおんきごう)」で表す場合
「ヘ音記号(へおんきごう)」で表す場合
ト音記号とヘ音記号は、ピアノを習うと必ず最初に習う記号なので、言葉だけでも覚えましょう。上の2つの楽譜では「ド」の表し方が異なりますが、どちらも同じ高さの「ド」(基準のド)を表していることになります。
基準の「ド」以外の高さのドを楽譜で見てみよう
88の鍵盤にはたくさんの「ド」がありました。それを楽譜に表すと下のようになります。
上の楽譜にある全てのドを覚えるのは難しいかもしれませんが、よく見ると、基準のドを中心に、鏡を置いたように上下対称となっていることが分かると思います。今はそれが視覚的に分かればOKです。
また、楽譜にある「1オクターブ高いド」というのは下の鍵盤で説明すると、基準のドより、ひとつ右の「ド」を表します。逆に「1オクターブ低いド」は、基準のドよりひとつ左の「ド」を表します。
まとめ:ピアノの「ド」の位置を知ろう
ここまで鍵盤や楽譜で表す「ド」について説明しました。どんな分野であれ、その道のプロと言われる人でも、最初の1歩があったはずです。同じように、ピアノが弾ける多くの人たちは、最初は「ド」の音から学んだと思います。


ピアノで「ド」をすぐ探せるようになって、ぜひ他の音についても少しずつ、学んでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。